しばらくご無沙汰してしまいましたが、少しづつ進んでおります。
石垣も進めています。
私の場合、接着する前にプラ板に鉛筆で適当に石垣模様を下書きしてヒートペンでケガキます。
スケールが小さいので、野面積みを表現するのがムズい・・・
先ずはこのあたりから石垣を貼り付け。
このあたりの実際の場所はこんな感じ。
上の曲輪は伝二ノ丸と言われており、現在は信長廟がある場所です。
天端の石垣が崩れているので伝二ノ丸の正確な敷地形状を特定した資料はありません。
なので、石垣面の角度が重要になるのですが、石垣の断面を描いた資料が手元に少ないので正確にはわかりません。
手元にある発掘調査報告書のコピーではトレンチを行った場所は断面に石垣面が入っている場所もあのですが、それらを確認すると、おおよそ60~70度っぽい様です。
なので、天端が崩れている場所や下部が埋もれている様な場所の石垣は60~70度を目安にして作ります。
ちなみに、上の写真の隅角部から右側の石垣は約65度、左の石垣は60度程度になっています。
下の写真はデジカメの水準器が水平になっていることを確認しながら撮影しました。
分度器を当てると正確に60度!。
この角度ってどうやって決めたんですかね?
石垣面のプラを貼り付けるのに分度器は不便なので、目安となる治具を作りました。
この治具を使えば60度の石垣面は正確且つ容易に作れます。
他の角度は・・・・正確とは言えないかもしれませんが、分度器の角度を目に焼き付けて、治具と石垣面の隙間を調度よい感じにすればそれなりに正確です。
そんな感じで石垣面を作っていきます。
伝台所跡付近の石垣は城内でも随一の高石垣です。
実際の場所はこんな感じ。
石垣下の曲輪は伝台所跡です。
下のほうが埋れているように見えますが、もしかしたら、伝台所跡が平坦な曲輪ではなく、石垣の下付近が地山の関係で、盛り上がった地形なのかもしれません。
伝台所跡の様子です。
石垣側より、離れている側の方が低いのですが、写真ではわかりにくいですね。
前回の発掘調査では一部のトレンチしか行われていないので、堆積物を取り除くとどのような地形になっているのかわかっていません。
私の模型では、概ね平ら(水平)で作り、東側(下の写真では右の方)に行くに従い若干標高が上がるようにスロープをつけました。
今はだいたいこんな状態です。
だいぶ大きくなってしまいました。